ポール・シニャック

1863年生まれ。モネの絵に影響され画家を志し、ジョルジュ・スーラとともに新印象派を代表する一人となる。スーラ同様、点描画法を用いた科学的研究に基づく色彩表現を追求し、アトリエを構えるサントロペの港から望むヨットなど、海景を好んで描いた。数少ないゴッホの理解者であり、また若きマティスに大きな影響を与え、後の野獣派の誕生にも貢献している。