マルク・シャガール展― 多彩な技法で紡ぐ愛と望郷の情景 ―

2026年3月7日 - 2026年4月5日
OSAKA

開催概要

ギャルリーためなが大阪では、20世紀美術の巨匠マルク・シャガールの展覧会「マルク・シャガール展 ― 多彩な技法で紡ぐ愛と望郷の情景 ―」を2026年3月7日(土)から 4月5日(日)まで開催いたします。

 

マルク・シャガールMarc CHAGALL(1887–1985)は1887年、ロシア帝国領ヴィテブスク(現ベラルーシ)にユダヤ人家庭の9人兄弟の長男として生まれました。幼少期から宗教や民俗文化に深く触れ、神秘と象徴性に対する鋭敏な感受性を育み大家族の中で愛情を注がれて育ったことが、彼の作品制作に多大な影響を与えています。青年期はサンクトペテルブルクで美術を学び、1910年、23歳の時に芸術の都パリへと羽ばたきます。そこではピカソやマティスらと同時代を生きながらも、ユダヤ人としてのアイデンティティを基盤に独自の画風を追究していきました。第二次世界大戦中にはナチスの迫害を逃れ、アメリカへ亡命。歴史に翻弄されながらも戦後はフランス南部に制作の拠点を移し、絵画にとどまらずステンドグラスや陶器さらに舞台美術など表現の幅を拡げ続けました。

 

シャガールの作品は、空を舞う恋人たち、故郷の原風景、ユダヤ教の伝承、動物や音楽家など、夢と現実が融合した幻想的な世界観を背景に人生の喜びや悲しみの内にある愛を描きました。彼は独自の世界観を表現するために生涯を通じて様々な画材を試みます。キャンバスだけでなく様々な紙やボードなど素材の特徴を活かし、油彩、水彩、ガッシュ、インク、墨、パステルなどを巧みに交えて用いました。また、シャガールは「色の魔術師」と呼ばれ、色彩に溢れたイメージが先行しますが、モノクロームの作品も数多く描いています。19世紀後半のパリで浮世絵から発したジャポニスムに影響を受け、墨の濃淡を活かして和紙に描いた作品をはじめ、本の挿絵や版画などもモノクロームで残しています。

幻想的な世界観と詩情に満ちた表現は今もなお多くの人々の心を捉えて離しません。

 

本展ではシャガールの神秘、夢、憧憬、希望、そして慈愛を描いた作品、約25点を一堂に展観します。

是非とも、この機会にご堪能いただければ幸いです。

アーティスト紹介

会場情報

大阪府大阪市中央区城見1-4-1

ホテルニューオータニ大阪 1F

開廊時間 10:00 – 19:00

会期中無休