佐野 ぬい

2012年11月17日 - 2012年12月9日
OSAKA

開催概要

このたび、ギャルリーためなが大阪におきまして、瑞宝中綬章受章・傘寿記念とし佐野ぬい展を開催致します。当画廊では1996年から2003年の間で パリ、大阪にて5回の個展を開催し、パリでは “自然と融和し、静謐な日本人の詩心を伝える” と評され、マティスやイヴ・クラインに比肩すると美術界で絶賛されました。

佐野ぬいは1932年11月16日、青森県弘前市に生まれ、女子美術大学芸術学部洋画科を1955年に卒業。同年新制作展に入選、女流画家協会展で受賞、その後も新鋭選抜展優秀賞などを受賞し、1986年には文化庁が作品を買上げ、現在 国立国際美術館(大阪 中之島)に所蔵されております。1993年には『安井賞展』の審査員をつとめ、近年では青森県褒章文化功労賞、青森県文化賞、損保ジャパン東郷青児美術館大賞を受賞。また、母校の女子美術大学では半世紀以上にわたり後進の指導に尽力し、2007年から2011年までは学長職を務めるなど、つねに日本の美術界を牽引してきました。作品は日本全国の美術館に所蔵され、学校、ホール、庁舎をはじめ2010年には成田空港駅にステンドグラス作品『動く青い世界地図』3x6m をおさめ、国内外の人々の目を楽しませております。

佐野ぬいが創造する色彩と構成は、生まれ故郷青森の原野に広がる青いまでの白い雪の色と、父親の影響で幼少のころよりフランス文化に親しんだ感性が相まって、洗練された抽象世界を創りあげました。テーマカラーであるブルーは、1960年代より青を基調とした画面構成を追及し、齢を重ねることで奥ゆかしさが加わり深みが増してきております。
青は実在のない空気みたいなもの・・・ 空の青、晴天の青、ウルトラマリンの青、時化の青・・・、青は一瞬の感情を、悲しみを、
そして歓びを・・・ 生命の全てをあらわす。 佐野ぬい
小作品14×18㎝ は佐野ぬいが毎日描いた日記のようなものです。ジャズ、クラッシックを聴いた日、絵画を見た日、新聞記事、地図など興味を持った日・・・気の向くままにコラージュを用いたり、使ったことがない色、さまざまな画材を試してみたり・・・。そうした毎日の記憶が作品に込められています。近年では、ますます自由闊達に創作の幅を拡げております。成田空港駅を飾るステンドグラスの大作は、本展初出品の小品4点をもとに制作されました。
80歳からは描くことに専念したいという佐野ぬいの想いをこめた本展では、0号(14x18㎝)から300号(218x290㎝)までの油彩45点とステンドグラス5点、佐野ぬいの近作すべてを展観いたします。皆様のご高覧を心よりお待ち申し上げております。 

アーティスト紹介

会場情報

1-4-1 SHIROMI, CHUO-KU HOTEL NEW OTANI OSAKA – ARCADE 1F

540-0001 OSAKA

JAPAN

11:00 – 20:00 会期中無休