荻須高徳とモーリス・ユトリロ―魅せられし街並み―
TOKYO
開催概要
ギャルリーためなが東京では、9月5日(土)から9月27日(日)まで、「荻須高徳とモーリス・ユトリロ ―魅せられし街並み―」を開催いたします。
生涯のほとんどをフランスで過ごし、人々の暮らしの息づく街並みを描き続けた荻須高徳(1901–1986)。一方、フランスで生まれ育ち、モンマルトルの石壁や街角を詩情豊かに描き続けたモーリス・ユトリロ(1883–1955)。本展では、20世紀前半という同時代に、パリを中心とした街並みとその移ろう情景をそれぞれ独自の視点で描いた二人の巨匠による油彩画約25点を展覧いたします。
本展の「魅せられし街並み」の舞台は、モンマルトルなどのパリ市街にとどまりません。四季折々の表情を見せるのどかなフランス郊外の風景から、水と光が織りなすヴェニスまで、二人の巨匠が魅了された多彩な景色が一堂に会します。地域ごとに異なる光の色彩や建築の質感、そしてそこに流れる独特の空気感まで、それぞれの画家が愛した旅の軌跡をご堪能いただけます。
ギャルリーためながの創業者・爲永清司は、1957年に荻須と出会い、1986年に荻須が84歳で世を去るまで、展覧会の開催や画集の出版などを通じて深く温かな交友を育みました。当画廊ではこれまで、「荻須とモンマルトル展」(1987年)や「生誕120年 荻須高徳」(2021年)など、12回の個展を含め40回を超える展覧会を開催してまいりました。
また、画商ポール・ペトリデス氏とも親交の深かった爲永は、その交友を通じて1967年に欧米の美術館やコレクターから選りすぐりの名品約150点を集結させ、日本初となるユトリロの大回顧展(毎日新聞社主催)を企画・開催しました。この展覧会は日本の美術界に大きな反響を呼び、ユトリロ芸術の紹介に重要な役割を果たしました。
本展は、荻須とユトリロ両作家の紹介に永く取り組んできた当画廊の歩みの元、実現した特別な展覧会です。芸術の秋を彩るこの貴重な競演を、ぜひ会場にてご高覧賜りますようご案内申し上げます。
アーティスト紹介
会場情報
東京都港区南青山 6丁目5-39
開廊時間 月-土:11:00 – 19:00 日・祝:11:00 – 17:00