能條 雅由
1989年神奈川県に生まれる。京都芸術大学大学院(旧京都造形芸術大学大学院)日本画専攻修士課程修了。
現代的な視覚言語と日本の伝統を融合させた独自の緻密な技法を用い、記憶と時の流れをテーマとした表現を探求している。
自身が撮影した森や自然風景の写真を解体・再構成することで具体性を薄め、誰もが既視感を覚えるような情景を生み出す。印金と呼ばれる糊で箔を貼る伝統的な装飾技法を(現代の技法である)シルクスクリーンと掛け合わせることで、独自の銀彩表現を生み出し、シリーズ名にもなっている蜃気楼のような視覚体験を見るものに与えている。箔は天候や時間帯によって表情を刻一刻と変えることから、作品に静かで落ち着いた美しさを忍ばせている。
主な個展に「Hone Intuition」(JD Malat Gallery、ドバイ、2026)、「Rest in Silver」(JD Malat Gallery、ロンドン、2024)など。近年の主なグループ展に「ART FAIR TOKYO」(2024、2025)、「新京都 IMA KYOTO」(ギャルリ―ためなが京都、2025)など。