トム・クリストファー

2014年6月19日 - 2014年7月13日
OSAKA

開催概要

ギャルリーためなが大阪におきまして、『 トム・クリストファー展 – Something About New York City – 』 を6月19日(木)から7月13日(日)まで開催いたします。 
トム・クリストファーと出会い、作品を紹介し始めてから21年の歳月が経過いたしました。1993年のギャルリーためながニューヨークの個展以来、パリ、東京、大阪店において18回の個展を開催しております。 今展では、最新作を含む初公開作品、約30点を展観いたします。
大阪の展覧会に先立ち今春開催いたしましたパリ店の個展では、ヨーロッパでの絶大な人気を反映し、多くの方よりご好評をいただきました。とりわけ色彩とフォルムの変化が注目され、両者がより円熟したことで、今まで以上に自由闊達な表現に到達したと大絶賛され、アメリカはもとより世界各国でのさらなる活躍が期待されております。 

高輝度の色調と大胆な筆致で、リアルタイムのニューヨークを独自の視点で描き続ける彼の作品は、摩天楼、イエローキャブ、自転車メッセンジャー、そして行き交う個性豊かな人々を、ニューヨーク独特の人工と自然の光が乱反射するまばゆい煌きの中に、躍動感溢れる筆致で映し出します。写実性をベースにしながらも、少し不自然な色彩、定まらない視点、わずかなデフォルメを画家は好んで加え、この都市が抱える不安定な緊張感を表現すると同時に、夢を追い求め、活力に満ちたニューヨークの真の魅力を鮮烈に描きます。

1952年カリフォルニア州ハリウッドに生まれ、パサディナ・アート・センターにて美術を学んだトム・クリストファーは、1981年よりニューヨークに居を構え、この大都市を描き始めます。作品はニューヨーク市立美術館、CBS社、タイムワーナー社の収蔵を始め、元ニューヨーク市長であるルドルフ・ジュリアーニ氏や、前アメリカ大統領夫人のローラ・ブッシュ女史もそのコレクターに名を連ねております。1995年、ニューヨーク・ロックフェラーセンターの壁画を制作、1998年、タイムズ・スクエアに巨大壁画(9m×7m)を制作、2001年、9.11テロ事件後には、ワールドトレードセンターを題材に描いた作品が全米に感銘を与え話題となり、作品はニューヨーク市立美術館に買い上げられ展覧されています。また、2008年にはアメリカンアートのコレクションで名高いバトラー美術館(アメリカ オハイオ州)で個展を開催し、最近では、2012年にNYUランゴン・メディカルセンターの壁画を製作するなど、多岐に渡って活躍の場を拡げ、画家としての名声を更に高めるにいたっております。

是非この機会に、トム・クリストファーの魅力を存分に味わって頂ければ幸いです。

アーティスト紹介

会場情報

1-4-1 SHIROMI, CHUO-KU HOTEL NEW OTANI OSAKA – ARCADE 1F

540-0001 OSAKA

JAPAN

10:00 – 19:00 会期中無休