チェン・ジャン・ホン

このたび、ギャルリーためなが大阪では7月1日（木）から7月25日（日）まで、「チェン・ジャン・ホン展」を開催致します。
チェン・ジャン・ホン（陳江洪）は、1963年中国、天津に生まれます。 1979年天津の美術学校に入学し、その後、
最難関として知られる中央美術学院(北京)に進学します。 1987年北京のチャイニーズ・アーティスト・ギャラリーにて初個展を開催し成功を収め、華々しくデビューします。 1988年からはパリのエコール・デ・ボザールに学び、現在はパリにアトリエを構え制作を続けています。 デビュー以降は世界各地で展覧会を行い、母国である中国(上海・北京)でも賞賛を受け、展覧会を成功させます。 2009年にはニューヨークのフォーブスギャラリーで大規模な個展を行うなど、世界で最も注目を集めている作家のひとりです。
墨と油彩を自在に操るチェン独自の技法は、ぼかし・滲み・飛沫を重ねあわせ、実に表情豊かな濃淡を生み出しています。 “蓮” や “竹” をテーマに描いたチェンの作品は静謐さをたたえると同時に、エネルギッシュな生命力をダイナミックに表現しています。 近年では、その躍動的な作風に優美な細い線を巧みに使い、さらに奥深い作品へと仕上げられています。 中国に生まれ、フランスを拠点に世界中で活躍するチェンは、東洋と西洋、伝統と革新、相対する静と動の調和を確かな技術力のもと探求しつづけています。
本展では新作40余点を一堂に展観いたします。 どうぞ皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。