吉川 民仁 「景色の声音」

2024年3月30日 - 2024年4月21日
OSAKA

開催概要

― 移りゆく自然、風や光の様相を描く―


「景色の声音(こわね)」 吉川 民仁
借景は外部空間を内に一体化する造園様式で、屋内から自然そのままの姿を庭園などの背景として眺めを楽しむことだ。
生活は自然の中に境界線を設け私的な空間を形作る。私は色彩を扱う手段として季節の情景などを借りることが多い。
同じような色味で繰り返し描く場合でも色層の織りなす表情は微妙に趣を変える。
色彩の発する声音を聴き、画面と対話しながら枠外へと誘う未知なる景色を描きだしたい。


吉川民仁は四季折々に変化する気象、殊に風や光の様相に触発され筆を取ります。桜の風情、なびく風、張りつめた空気、陽光のきらめきなどを独自の感性で捉え、豊かな色彩と繊細な線描でキャンバスに定着させます。彼は左官コテやペインティング・ナイフを用い、油絵具を塗り重ねその上からキャンバスを引っ掻き、削る。ある時は少量の絵具を画面に投げつけ、鮮やかな絵具をキャンバスに点在させます。深みのある空間に線描のリズムが相まって、キャンバスの中に自然の情景が映し出されます。また、近年ではパリを訪れたときの石甃(せきしゅう)※石畳 や暖炉の熾火(おきび)※薪や炭の部分が真っ赤に燃えている様 にインスパイアされた作品が加わり、テーマに拡がりを見せています。
作品は愛知県美術館、成田空港JALファーストクラスラウンジの壁面を飾り、2022年秋、ギャルリーためながパリ店での個展ではフランスのアート誌に取り上げられるなど着実に礎を固め、国内外の活躍に期待が寄せられる注目の作家です。
吉川民仁が映し出す、美しい色彩空間をご堪能いただければ幸いです。


作家来廊レセプション 3/30(土)16:00 – 18:00

アーティスト紹介

会場情報

大阪府大阪市中央区城見1-4-1

ホテルニューオータニ大阪 1F

開廊時間 11:00 – 19:00 会期中無休

 

作家来廊レセプション 3/30(土)16:00 – 18:00